トリマーやペットショップ店員、ドッグトレーナー、動物病院スタッフは、飼い主にとっての“ペットの専門家”であり、ペット飼育における日々の様々な疑問や不安、知りたいことを相談できる、頼れる存在です。
そんな飼い主からの日常的な相談に、自信を持って答えられているでしょうか。
専門外の内容については理解が乏しかったり、正しい知識を持ち合わせていなかったりすることで、うまく対応ができない…そんなことはないでしょうか。
それぞれの専門家としての知見を深めたり技術を高めるだけでなく、飼い主に寄り添い、飼い主とペットとの健康で楽しい生活をサポートする。それが本当の“プロフェッショナル”だと、私達は考えています。
そこでこの度、飼い主からの疑問について「多面的な視点をもって答えられる」ようになることを目標とした【動物プロフェッショナルケアアドバイザー検定】を創設しました。
本検定は、ペットのライフスタイル、しつけ、トレーニング、問題行動治療、スキンケア、オーラルケア、食事管理、シニアケア等、飼い主がペットと生活するうえで疑問を持ちやすい項目を総括的に網羅した学習プログラムとなります。
動物プロフェッショナルケア
アドバイザー検定の目的
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飼い主がペットと生活する上で疑問を持ちやすい項目全般について
飼い主に指導できる知識及び技術を身に付ける - ペット業界の専門家として1つの事象について多面的に考えることができるようになる
対象
トリマー/グルーマー ・ ペットショップ店員
・ ドッグトレーナー
講師
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鹿野 正顕 先生
Masaaki Kano
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スタディ・ドッグ・スクール 代表
株式会社 Animal Life Solutions (ALS)代表取締役社長
日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT)理事長麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて、人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングの研究を行い、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。
犬の飼い主教育を目的としたしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」の企画・運営を行いながら、ドッグトレーナーとしても指導にも携わっている。
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奥田 順之 先生
Yoriyuki Okuda
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獣医行動診療科認定医
NPO法人 人と動物の共生センター 理事長
ぎふ動物行動クリニック 院長
鹿児島大学共同獣医学部 講師(動物行動学)犬猫の殺処分問題の解決を目的に、2012年NPO法人人と動物の共生センターを設立。
飼育放棄の主な原因となっている、問題行動の予防・改善を目的に、犬のしつけ教室ONELife開業、2014年ぎふ動物行動クリニック開業。2017年に獣医行動診療科認定医取得。
現在、同クリニックでは、年間150症例以上の新規相談が寄せられ、解決のサポートを行っている。
著書に『犬の咬みグセ解決塾 (2018)』『犬の問題行動の教科書(2022)』『ペット産業CSR白書(2018)』。動物行動学・動物福祉学の専門家として、ペット産業の適正化に取り組んでおり、ペット業界全体や、ペットショップ企業に対する提言・助言活動を行っている。
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江角 真梨子 先生
Mariko Esumi
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獣医師
日本獣医皮膚科学会認定医
日本コスメティック協会認定指導員日本大学獣医学科卒業後、神奈川県の動物病院で勤務。
勤務医の傍ら、東京農工大学動物医療センター皮膚科研修医として、皮膚科を学ぶ。
その後、日本獣医皮膚科学会認定医を取得し、各地の動物病院の皮膚科診療に従事。
現在、年間約1000頭以上の皮膚疾患の動物を診察している。
また、人の美容、スキンケアにも精通しており、日本コスメティック協会の認定指導員も務める。
診療の傍ら、獣医師、動物看護師、グルーマー向けに学術講演やセミナーは年間60件ほど開催。
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奈良 なぎさ 先生
Nagisa Nara
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ペットベッツ栄養相談 代表
ペット栄養コンサルタントペット栄養管理士
臨床栄養指導認定動物看護師1級
愛玩動物看護師
Holistic Nutrition M.S.
日本ペット栄養学会、American Academy of Veterinary Nutrition 会員
主に動物病院のクライアントに対して栄養相談を行う。
中央動物専門学校、通信講座、企業セミナーなどで講師を務める。
「犬と猫の基礎栄養学」他、専門誌、ペット雑誌・ウエブサイトなどに執筆多数。
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白畑 壮 先生
Soh Shirahata
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プリモ動物病院 古淵 / 歯科・内視鏡センター 院長
日本小動物歯科研究会 歯科認定レベル全課程修了
獣医師、博士(獣医学)麻布大学獣医学部獣医学科卒業。麻布大学腎泌尿器専科研修修了。
2017年に相模大野プリモ動物病院の院長に就任、2019年に現在のプリモ動物病院相模原中央の院長に就任。
日本小動物歯科研究会 歯科認定レベル全過程修了。病院グループ全体の歯科技術向上のため後進の指導にあたっている。
所属学会:日本獣医腎泌尿器学会/日本小動物歯科研究会/日本獣医エキゾチック動物学会
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小沼 守 先生
Mamoru Onuma
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千葉科学大学動物危機管理学科教授
大相模動物クリニック顧問
博士(獣医学)日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)獣医学科卒。
おぬま動物病院(現・大相模動物クリニック)開院ののち、2011年に日本大学大学院獣医学専攻を修了。
2017 年千葉科学大学に着任。2020年どうぶつ医学教育研究支援センターを設立。
大学で動物看護師を養成しながら、ペットの災害対策や危機管理、災害救助犬などに関わる研究、サプリメント開発などペットの予防医療に向けた研究や社会貢献活動を進めている。
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安部 里梅 先生
Satomi Abe
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PET CARE HOME Lyuca 代表
愛玩動物看護師元(一社)日本動物看護職協会地区理事。
2015年に19年務めた動物病院を退職し、動物看護師が行う訪問介護・デイサービス・ショートステイ・老犬ホームを請け負うケア施設「Lyuca」を名古屋市名東区に開設。
2018年初夏に「Lyuca」日進店を立ち上げる。2023年夏、岐阜に新店舗開所予定。
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検定について
〈総論〉1講義、〈各論〉7講義からなり、1日2~3コマ、合計3日間のプログラムとなっています。
3日間を通じて、ペットの専門家として必要な知識と技術を習得することができます。
- Day1
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【総論】実践に結び付く!ペットの専門家として必要な知識と技術
【各論1】実践に結び付く!犬猫の飼い方/トレーニング
【各論2】実践に結び付く!獣医師の診断/治療が必要になる問題行動
- Day2
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【各論3】実践に結び付く!飼い主に伝えるべきスキンケア
【各論4】実践に結び付く!食事管理とサプリメント
【各論5】実践に結び付く!飼い主に伝えるべき犬の病気と猫の病気
- Day3
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【各論6】実践に結び付く!飼い主に伝えるべきオーラルケア
【各論7】実践に結び付く!しあわせに暮らすためのシニアケア