「VeterinaryDermatology」に AFLOAT VETシリーズが掲載
要約
ESVD、AiCVD、AAVDの学会誌”VETERINARY DERMATOLOGY”に
AFLOAT-VETシリーズと薬用シャンプーによる
アトピー性皮膚炎を伴うマラセチア皮膚炎の管理に関する研究論文がAcceptされ、
2021年4月号に掲載されました。
『背景』
抗真菌シャンプーは、犬マラセチア皮膚炎に広く使用されている。
アトピー犬のマラセチア過剰増殖に対する効果的な入浴方法を評価した研究はほとんどない。
『目的』
本研究の目的は、アトピー犬におけるエモリエント入浴剤(AFLOAT VET)
および2%ミコナゾール/2%クロルヘキシジン配合シャンプー(2%MIC/CHX)の有効性を評価し、
健常犬における両製品の皮膚バリア機能への影響を評価することであった。
『供試動物』
二次性マラセチア過剰症を有するアトピー犬16頭および健常犬11頭。
『材料および方法』
本研究は、無作為化単盲検試験であった。
犬には、エモリエント入浴剤または2%MIC/CHX配合シャンプーのいずれかを週2回、4週間にわたって無作為に投与した。
臨床評価には、0、14、28日目におけるCanine Atopic Dermatitis Extent and Severity Index, 4th iteration (CADESI‐04)、pruritus Visual Analog Scale (pVAS)および酵母数の細胞学的評価を用いた。
皮膚バリア機能は、健常犬を対象に、各製品を用いた1回の入浴手順後の経皮水分蒸散量(TEWL) により測定した。
『結果』
pVASスコアおよび酵母数は、両群とも0日目と比較して28日目で有意に減少した (P < 0.05) 。
CADESI‐04は、エモリエント入浴群では28日目で有意に減少した (P = 0.003) 。
各エンドポイントスコアについては、両群間で有意差は認められなかった。
健常犬では、両群とも入浴後にTEWLが有意に増加した (P < 0.01) 。
『結論』
アトピー性皮膚炎を持つ犬のマラセチアの過剰増殖には、エモリエント入浴剤が有効である可能性がある。
エモリエント製品を使用した場合でも、シャンプー製品を使用した入浴は皮膚バリア機能に影響を与える可能性がある。
関連リンク
◎詳しい要約はこちらをご参照ください。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/vde.12948?fbclid=IwAR0znQHqRMhwf-VO-4dG6S8Pks7MtqzKbzoiglFH_LNBBdt_Iw5XmoDaq0A
◎本情報はこちらのサイトより参照しています。
検索欄に【AFLOAT VET】と入力し検索ください。
https://onlinelibrary.wiley.com/
◎詳しい製品情報はこちらからご覧ください。
https://www.qix.co.jp/products/list.php?category=6&keyword=VET