犬の皮膚はヒトよりデリケート?
犬の皮膚の役割と構造
犬の皮膚は、細菌やアレルゲン・紫外線など、様々な外部の刺激から体を守ってくれるという重要な機能を持ちます。
また、皮膚には体温の変化、乾燥などから体を守るだけでなく、内側からの潤いをキープする役割もあります。
こうした役割を【皮膚のバリア機能】といいます。
しかし、この皮膚のバリア機能が弱くなると、皮膚は乾燥し、また外部の刺激から体を守ることができず、皮膚トラブルを起こしてしまいます。よくある皮膚トラブルとしては、アレルギー性皮膚炎、皮膚感染症、脂漏(しろう)症などが挙げられます。
【犬の皮膚の構造】
肌(皮膚)は、動物の体全体を包む臓器です。
ワンちゃんの皮膚もヒトの皮膚も、私たちが触れている外側から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の3層構造で成り立っています。
1番外側を覆う「表皮」は、さらに4層(角質層、顆粒細胞層、有棘細胞層、基底細胞層)に分かれています。
角質層は表皮の最表面にあり、その厚さは食品用ラップ程度の非常に薄い膜(約0.02㎜)ですが、バリア機能と保湿機能という大切な役目を果たしています。
バリア機能には以下の2つの働きがあります。
① 肌(皮膚)表面から、細菌やアレルゲンなど、様々な外部刺激が体内に入るのを防ぐ
② 体の水分が、体外に過剰に蒸散するのを防ぎ、体が乾燥しないようにする
さて、この角質層ですが、ワンちゃんはヒトに比べると薄く、表皮(イヌ:0.05~0.1㎜、ヒト:0.2㎜)も薄くなっています。
ワンちゃんの表皮がヒトに比べると薄くなっている理由は、犬が毛で体の大部分を覆っているためです。
被毛は、表皮や角層よりも外側に存在する構造で、体を守るバリア機能があります。
そのため、毛の少ないヒトに比べると表皮と角質層はコンパクトになっているのです。
【犬の皮膚構造の図】
ヒトとイヌの肌の違いについて
上記の説明から、ワンちゃんはヒトに比べると角質層が薄く、表皮も薄くなっていることが分かりましたね!
更にいうと、ワンちゃんの皮膚の厚さはヒトの1/3程度しかありません。
それに加えて、ヒトの肌の㏗が4.5~6.0の弱酸性なのに対し、ワンちゃんの肌の㏗は6.2-7.8とアルカリ性に傾いています。
ヒトでも、乾燥肌なほど㏗はアルカリ性(6.0)に傾いており、アルカリ性は細菌が繁殖しやすいと言われています。
ワンちゃんのバリア機能に重要な役割を果たす角質層や表皮は“デリケート”であり、ヒトに比べると、ワンちゃんの皮膚は危険にさらされていると言えるでしょう。
そのため、ワンちゃんのシャンプー等を行う際は、慎重にかつ丁寧に行った方が良さそうですね!
▼ 低刺激の肌に優しいシャンプー&スキンケアシリーズ『BASICS DermCareシリーズ』の詳細・ご購入は下記URLより
[BASICS DermCareシリーズ]
そこで・・・ワンちゃんの皮膚の健康維持のために、注目すべきが『保湿』!!
QIXでは、犬のおけるスキンケアは、女性のスキンケアと同じで、「洗う」「潤す」「補う」の3つのステップが重要と考えています。
特に、痒みやフケは乾燥肌が原因であることが多く、皮膚の弱い子は注意が必要・・・
そこで、この3ステップの中で、QIXが重要視しているのが“乾燥を防ぐ”ための『保湿ケア』です!
潤す・補うのステップ『保湿』は、スキンケア療法という形で獣医皮膚科業界でも治療の一環として注目されてきています!
『保湿』を行うことで、皮膚のバリア機能を司る《角質層》を構成する成分を補い、皮膚のバリア機能を高めましょう!
このことが健康な皮膚を保つために重要とされています。
オススメの保湿製品はこちら
《サロン様にオススメ!コスパがいい希釈タイプ》
■ [BASICS DermCare モイスチャライズ]
洗い流し不要で持続して潤いを閉じ込める保湿ローション
◎使用方法
キャップ2杯(約15mL)を洗面器1杯(約2L)程度に入れ、皮膚へ浸透させるようにかけ流して下さい。洗い流す必要はありません。乾燥がひどい場合は、10倍程度に希釈したものをスプレー容器に入れ、部分的に適量を塗布して下さい。
動画はこちら
動画はこちら
▼ 製品詳細・ご購入はこちら
[BASICS DermCare モイスチャライズ]
《飼い主様のデイリーケアにオススメ!泡で出てくるフォームタイプ》
■[ BASICS DermCare モイスチャライズフォーム]
皮膚を優しくケアする泡タイプ保湿剤
泡が皮膚にしっかりと馴染み持続して潤いを閉じ込める
◎使用方法
適量を肌に直接もしくは手にとり、被毛をかき分けて皮膚に馴染ませてください。洗い流しは不要です。
動画はこちら
▼ 製品詳細・ご購入はこちら
[ BASICS DermCare モイスチャライズフォーム]
《TOPトリマー様も使用!セラミドを高濃度に配合したスプレータイプ》
■ [BASICS 高濃度セラミドモイスチャースプレー]
角質層のセラミドを補い、皮膚のうるおいを保ち被毛も健やかに保つ
◎使用方法
1日に3~5回程度皮膚にスプレーし、馴染ませて使用してください。
動画はこちら
▼ 製品詳細はこちら
[BASICS 高濃度セラミドモイスチャースプレー]
《TOPトリマー様も使用!部分的に使える、セラミドを高濃度に配合したジェルタイプ》
■ [BASICS 高濃度セラミドボディジェル]
ユズセラミドとオリゴノール®をバランスよく配合した全身用保湿ジェル
◎使用方法
1日に数回、乾燥している部位に馴染ませて使用してください。
※バリカン後のケアにもオススメです。
▼ 製品詳細はこちら
[BASICS 高濃度セラミドボディジェル]
《こすり洗いをしたくない!皮膚がデリケートな子のための入浴剤》
■ [BASICS DermCare ダーマモイストバス]
◎使用方法
①ペット用バスタブにぬるま湯をはり、20~30Lに対して20mL入浴剤を入れ溶かします。
②お湯につからせ(半身・足浴)、かけ湯しながらやさしくなで洗いします。
③週に2回程度が目安ですが、毎日でも入浴できます。
・シャンプー後の保湿リンス剤としても使用できます。
・汚れが目立つ場合は、シャワーで汚れを落としてから入浴させてください。
・使用後の入浴剤は廃棄し、使い回しはしないでください。
動画はこちら
▼ 製品詳細はこちら
[BASICS DermCare ダーマモイストバス]